施設名:神奈川県立中井やまゆり園

部署名:なし

都道府県:神奈川県

内容:

問題点の概要

①入所者の感染リスクを下げるため、やむを得ず新規の利用者受け入れを中止し、当園の短期入所以外に利用サービスがない方のみ受け入れとして体制を縮小している。そのため、在宅で過ごす家族に心理的・身体的に負担が増えている。

②在宅で障害者と同居する家族が、新型コロナウイルス対策で通勤・通学ができず家にいることが多くなった。ストレスを溜めた家族による障害者虐待が発生している。

③感染防止のため、やむを得ず入所者の面会・帰宅・家族との交流、行事やイベントを中止している。中でも、楽しみにしていた帰宅ができないことを理解できず混乱する利用者が出てきている。

具体的事例

①・他施設も併用して週末や連休に短期入所を利用していたが、新型コロナウイルス 対策で相次いで施設が受け入れを中止。GWや週末も母一人で面倒を見続けた結果、もともと痛めていた母の膝は再手術が必要な状態にまで悪化してしまった。

・家庭で重度の障害がある兄弟2人を養育しているが、父は疲れてくるとどうしても兄弟に手を上げてしまうため、負担軽減のために定期的に短期入所を利用していた。しかし新型コロナウイルス対策で相次いで施設が受け入れを中止、父の負担が一層増えてしまったため、父からの身体的虐待につながる恐れがある。

・もともとあてにしていた利用先が新型コロナウイルス対策で利用できなくなり、障害特性上新しい場面に慣れにくい在宅障害者の、新規利用受け入れが難しくなっている現状がある。

②新型コロナウイルス対策で休校となり家にいることが多くなった甥が、障害を持つ叔母に対し殴る・蹴るなどの暴力を振るい始めたため、行政から一時保護依頼があった。

③これまで定期的に帰宅していた利用者が、新型コロナウイルス対策で帰宅が中止。重度の障害により理解することが難しいため、暴れたり眠れなかったりと不安定な状態になることが表れてきており、日常生活へ支障が出始めている。

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